中古マンションを買うなんて年明けでも考えてませんでしたが、急に思い立って調べ始めたのが1月です。
何も知らなかったのですが、とにかく「お金を掛けないで(全部ローンで)家を買いたい!」と思ってました。
その夢は「手付金」で消えたわけですが、それは契約の話が見えだした頃です。(「頭金0円で中古マンションを買っても、買う前に最初に必要なお金がある」)
最初の頃は何にお金が掛かるのか全然知らなかったので、一つずつ調べながら物件も探していました。
有益なものの一つに「仲介手数料無料物件がある」という情報です。
仲介手数料とは、買主と売り主の間に入って仲介をしてくれる不動産会社さんに支払うお金の事です。
仲介手数料は基本的にマンション価格の3%+6万円+消費税という感じなので、5000万円の物件だと150万+6万+消費税=172万円ぐらいが仲介手数料になります。
びっくりしますよね!びっくりしました!
マンションを買うのにマンション以外のお金で100万以上も掛かるなんて衝撃でしか無いです。
今、特に大都市ではこの仲介手数料を0円(または数十%オフ)に出来るという不動産会社が出てきています。
一時期ニュースになったりしていたようです。
通常の仲介手数料の仕組みは、
売り主⇒売り主さんが売って欲しいと手続きをお願いする不動産会社
買主⇒売り主さんから購入するための仲介をしてくれる不動産会社
この双方に仲介手数料が発生するのが基本です。
でも、売り主さんが個人ではなく不動産会社であったり、売り主さんと買主さんが同じ不動産会社を使う場合は、仲介手数料が半額で済む(どちらか一方の分だけで済む)ため、買主側は仲介手数料を0円にしても不動産会社は利益を得られます。
この仕組みを取り入れているのが「仲介手数料無料」という不動産会社です。
「仲介手数料無料」で検索すれば、何社か出てきます。
まだスタンダードではないので、取り扱う不動産会社もありますが、主流ではありません。
そして、ここに「デメリット」があります。
仲介手数料無料自体はデメリットでは無いのですが、「全ての販売物件が仲介手数料を無料に出来るわけでは無い」ことがデメリットになります。
中古マンションなんて地域を特定してしまえば、そんなに山ほど物件数があるわけではありません。
しかも、そんなにポンポン出てくるものでもないです。
特定の地域の販売物件全てが仲介手数料無料になれば良いですが、そうならない理由は「売り主」にあります。
売り主が「個人」の場合、自分で売ることは出来ませんから不動産会社にお願いすることになります。
すると販売を代行して売ることが出来た不動産会社さんには仲介手数料を支払う必要があります。
買主さんがその不動産会社を使うことが出来れば、買主側は仲介手数料を無料に出来る可能性がありますが、そうでなく違う不動産会社を使う場合、買主さんは自分がお願いしている不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。
この売り主が「個人」の場合のみ、結果的に買主側の不動産会社は仲介手数料を無料に出来ません。(割引はあるかもしれませんが)
これが仲介手数料無料のデメリットになります。
でも、仲介手数料無料の物件にうまくはまることが出来れば、単純に100万前後のお金が掛からなくて済むのですから、可能性を模索する価値は十分にあります。