住宅ローンで変動金利か固定金利か悩んだら、繰上返済でどれだけ返済出来るかで判断する方法もある

ウクライナ関係、物価上昇が直面している中でこれから住宅ローンを組む場合に悩むのが、変動金利か固定金利かだと思います。

いや、これは住宅ローンを組む人みんなの永遠のテーマ?(笑)

変動金利と固定金利の悩み所のいろいろはカテゴリー(「住宅ローンの固定金利と変動金利」)を見て頂ければと思います。

ウチは全期間固定金利と変動金利のミックスにして、変動金利の分も最初は特定固定金利で変動金利よりも低い金利で3年間固定にしました。

ウチが一番悩んだのがローンスタートの数年間を持ちこたえられるかどうかでした。

変動金利のリスクは金利が上昇することによって、毎月の返済額が高騰することです。

銀行によっては違いがありますが、6ヶ月毎の適用金利の見直しと5年間毎の125%上限設定がある場合、金利が高騰したからといっても6ヶ月後(4月・10月など)適用金利見直しまでは猶予があります。

既にローンを受けている人はこの猶予期間を使って、固定金利に切り替えるか、大幅な繰上返済をするか考える時間があります。

更に金利が上がる上がると言っても、急に10%になることはありません。

ウチの場合は変動金利のリスクに対して変動金利が3年後に5%になって最後まで続いたとしても支払いきれる計算をしました(実際にはあり得ない想定ですけど)。

この3年後に出来たのが特定固定金利(3年)で変動金利よりも低い金利で返済出来たためです。

この特定固定金利が無かった場合に考えていたのが、固定金利の上昇に合わせて変動金利から固定金利に変えることでした。

固定金利のほうが変動金利より先に上がる傾向にあるため、固定金利が5%になったら固定金利に変えようと思っていました。

それまでは変動金利のままでいる予定でした。

固定金利に変える金利を考えておくことのメリットは、「○○%になったら支払限度額になる」と想定出来る事です。

これは固定金利で返済額を考えるのと同じ理屈です。

ウチは32年の返済期間ですが、32年ずっと5%になることなどあり得ませんし、変動金利が上がったとしても32年で平均しても4%には行かないだろうと見ています。

更に変動金利の場合、元金が減れば金利上昇の影響も小さくなっていきます。

結果的に変動金利か全期間固定金利かで悩んだときに大事になるのは基本的な部分として、金利が上昇したときに繰上返済出来る資金を確保出来るかどうかで、リスクに備える事が出来るかどうかに繋がります。

変動金利と固定金利で悩むのは変動金利の方が返済総額が現段階では少なくて済むことです。

そのかわり将来的には返済総額が増える可能性があるのがリスクとなります。

固定金利はそのリスクがない分、返済総額が変動金利よりも多くなります。

どちらを取るか?ではなく、固定金利で借りたことにして、実際には変動金利で借りて返済額は固定金利の返済額を準備していくようにします。

これによって差額分が残金として残っていくので、これを積み立てNISAなどで運用していきます。

これとは別に繰上返済用のお金は繰上返済していきます。

これでも急激な変動金利上昇に対する返済額の急増には耐えきれない場合もあるので、固定金利への切り替えを視野に入れるわけです。

それがいつなのか?という時に、ウチの場合は5%にしていますが、これを可能にしているのが今後3年間の特定固定金利があるからこそです。

このためこれからローンを借りる人の場合、固定金利次第ですが変動金利と同じぐらいの金利で借りられそうならリスクヘッジで固定金利から始めるのも一つです。

数年経てばその分元金は減っていますし、世界情勢もハッキリしてきます。

また、3年後なり5年後なりで今よりも変動金利・固定金利が共に上昇していた場合は、必死に元金を繰上返済で減らしていくようにします。

元金が減れば金利が上がっても負担は小さくて済みますので。

こういうのは繰上返済をするから想定出来る話ですが、繰上返済をしない場合は固定金利一本が良いような気がします。

変動金利は確かに返済額も固定金利に比べて少なくて済みますし、金利が上がる上がると言いつつも上がってない現実があるのも確かですが、精神的な負担が大きいです。

精神的な負担の軽減を考えるなら固定金利の組み込みは有効ですし、リスクに備えてしっかり準備を進めて行こうとするなら変動金利の方がお得に済む可能性が高いです。

固定金利であっても繰上返済をバンバンしていけば、最終的な固定金利は0.数%下がります。

繰上返済の原資は固定金利を借りているとして変動金利にして、差額を残していくやり方が良いと思っています。

いつか変動金利が上昇したときに上乗せできる原資になってくれますし。

私の返済計画も金利が上昇したときの予定返済額を超えた分は、それまでに差し引きして残しておいた余剰金を充てることで考えています。

他の生活資金から引き出すことに比べて余程リスクが小さいのでお勧めです。

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