住宅ローンを借りる時というか、物件を探すときに事前審査を掛けた方が良いと不動産会社さんに言われると思います。
これは早めが良いので、どこでも良いですから事前審査をしてください。
事前審査を通れば、どれくらいの金額まで借りることが出来るかという目安も手に入ります。(参考:「中古マンションを買うなら早めに住宅ローンの事前審査を通しておくと、売り主に対して有利に進められる」)
ネットで住宅ローンについて調べると、複数の銀行に事前審査をお願いした方が良いという話を見掛けます。
主な理由は「金利がいくらで貸してくれるかを確認するため」です。
銀行によって固定金利も変動金利も違います。
しかも、今は低金利時代なので、銀行の優遇金利もあります。
優遇金利とは借り主の属性(会社や収入状況)によって0.数%から数%ぐらい店頭金利から引いてくれる仕組みです。
公務員とかですと最優遇金利(2%ぐらい?)になるんじゃないかと思いますけど。
いくらの金利でいくらまで貸してくれるかを知るために、事前審査を複数に出した方が良いという話です。
どこの銀行に出したら良いかは、うちは正直にいって考えてもいなかったので、不動産屋さんにお任せしました。
物件によっては最初から事前審査すら受けることが出来ない銀行のことなども、不動産屋さんは知ってましたし。
ここまでは「安い」を目安に探すので良いのですが、そもそもいくらの金利までなら返済可能なのかを考えておく必要があります。(返済可能額の考え方は「住宅ローンで変動金利と固定金利で迷ったらどうしたら良い?」に書きました)
いくら借りられるか?は事前審査で分かります。
減額にならなければもっと借りられるかも知れませんし、減額になれば「その物件」ではそこまでしか借りられないことが分かります。
ここで「借りられる金額」が明確になると同時に、適用金利も見積もりに出てきます。
大体、フラット系(最後まで固定金利)以外は変動金利で表示されている事が多いと思います。
うちは2つの銀行しか事前審査を出しませんでしたが、どちらも変動金利で費用概算が出てきました。
今の変動金利で月々の返済額が計算されて出てくるわけです。
安いですよね。
今の家賃と同じか安いぐらいじゃないですか?
東京で月々8万とか9万とかの返済で数千万の家が買えるわけです。
しかも、ボーナス払いにしなくてもです。
今の変動金利って0.5%前後です。
AUなんて0.31%です。
3500万かりると、大体97000円弱の返済で済みます。(うちの場合の32年としたら)
安い!ってなると思う。
35年の返済にしたら89000円弱です。
これなら払える!ってなると思いますし、うちもそう思ってました。
事前審査の段階ではワクワクしていましたが、本審査申し込み後にいろいろと調べ始めます。(参考:「住宅ローンの本審査に入りました!」)
でも、実際にはここで考えても遅いです。
うちは物件を探しているときに限度額に近い4200万の事前審査を掛けて、4190万の結果が出ました。
行けそうだね!ってなってました。
今の変動金利だと管理費とか込みでも15万弱で済んだから、当初予定よりは高額だけどぎりぎかな~難しいかな~ってところでした。
事前審査の段階なんてこんなものです。
今考えたらやばかったです。
ウチが変動金利や固定金利について本格的に考え始めたのは本審査申請後です。(「住宅ローンは固定金利か変動金利かミックスか?うちは固定金利」)
考え始めたのは銀行員さんが「固定金利も考えておいた方が良いですよ」っていう話をしてきたからです。
固定金利って高いじゃないですか。
だから「何言ってんのかな~」って思ってたぐらいです。
最終的には変動金利と固定金利のミックスになりましたが、当初は固定金利では考えていませんでした。(「金消契約までに悩んだ変動金利・固定金利・ミックスのまとめ」)
固定金利は今は大体1.5%前後ぐらいです(頭金0円の場合)
4200万の32年の1.5%って、管理費とかいれたら月17万とかです。
当初が13万だったのに17万まで跳ね上がってます。
いえ、本当の本当は10万ぐらいって思ってたのに、管理費・修繕費・固定資産税で毎月+3万ぐらいって知ったから13万にしただけです。
10万から17万まで跳ね上がったら、返済なんて無理です。
しかも、それが32年続くんです(繰り上げ返済なし)。
無理でしょ。
しかも、これを事前審査の結果から購入申し込みまでの間に判断しないといけないのが、本当のタイミングです。
購入申し込みの後、売買契約になりますが、この時に手付金を払っていますので、実質上確定と同じです。
これが借りられる金額と返済出来る金額の違いというやつです。
計算したら無理だったってなったらどうするかは、ちょっと考えてみます。
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