31年ローンを組むと80歳になっちゃいます。
うちの年代で定年となればおそらく70歳ぐらいまでは伸びてると思いますが、働き続ける必要はあるでしょう。
出来れば年齢が上に行くほど、固定費は下がる方が生活が楽です。
このためマンション購入後に掛かる費用も購入条件に入っていました。
賃貸に住むと家賃が固定費になります。
持ち家としてマンションに住むと、マンションの管理費と修繕積立金が一般的に固定費として毎月掛かります(マンションによっては組合費や町内会費が掛かるところもあります)。
この管理費と修繕積立金が低いほど負担が少なくなりますが、これらの費用の多寡は戸数で変わってきます。
マンションの管理費と修繕費用はマンションが大きくても小さくても、相対的にはそれほど変わりません。
小さくても相応に掛かるのです。
このため不動産屋さんでも30戸未満のマンションよりはそれ以上の戸数のマンションの方が良いですよって言ってくれます。
多すぎるのも話がまとまりにくくて問題になりやすいので、程よいのが30~60ぐらいなのだと思います。
管理費で月に50万掛かるとしたら、20戸で50万円を割るか、60戸で50万円を割るかの違いです。
管理費も修繕積立金も「そのマンションがある限り」必要な固定費になる上、古くなるほどに費用が掛かるようになっていきます。
このため管理費と修繕積立金が、購入の段階で2万円を超えてたら無理だなと判断していました。
管理費も修繕積立金も何十年も経てば割ましされる可能性が高まります。
30年後は25000円ぐらいになってるかもしれませんし、3万円になっているかもしれません。
でも、今、25000円や3万円に比べれば安いモノです。
今、25000円や3万円のところは30年後は4万円ぐらいになっていてもおかしくないからです。
持ち家になると、これに加えて「固定資産税」が掛かってきます。
これが大体年に10万円ぐらいでしょう。
すると管理費と修繕積立金が2万円ぐらいのところは、固定資産税と合わせると合計3万円ぐらい月に掛かるわけです。
これが31年続きます。
如何に管理費と修繕積立金の額が重要かが分かってきます。
ただし、管理費と修繕積立金が安ければ良いわけじゃ無いのです。
そのマンションの規模に合った程度の管理費と修繕積立金になっているかどうかです。
そうじゃないと住み心地の悪い、汚いマンションになる可能性が高まります。
マンションの購入価格に目が行きやすいですが、購入価格以上に管理費と修繕積立金の金額+固定資産税の合計をよく考えておいた方が良いです。
これらは固定費で安くすることもどうにも出来ませんので。